追憶

父が雑記帳に記していることを娘のワタシが転記していこうと思います

中学生の頃

午後、雨が降ってきたと皆騒いでいる。

自分は傘を持ってきていないのでどうしようかと教室の外から外を見る。

すると唐傘を数本抱えて教室の方に向かって歩いてくる人がいる。直感的に(親父だ)と思った。

細身でニッカーズボンにジャンパー姿、ちょっと恥ずかしいなと思うのと、

傘を持ってきてくれたのが嬉しいより珍しいな、と思った。

あの日が最初で最後だったな。