追憶

父が雑記帳に記していることを娘のワタシが転記していこうと思います

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

母危篤

昭和46年7月 おふくろ危篤の連絡が入る タクシーで経堂から溝の口までを急ぐ 病院に到着し病室に入った時には意識が薄れ 苦しそうに喘いでいる 「薫には知らせるな、商売が軌道に乗ってきたとこだから」 と言っていたらしい こんな苦しい思いをしているのに…

アポロ11号

親父は50歳代の頃から現場から遠ざかり 兄貴にすべてを任せていた。 余生を楽しむのにはちょっと早すぎる頃、縁側で孫のお守りをしたりして のんびりとしていた。 よくおふくろが、 「今からそんな年寄り臭いことでどうすんのよ」 と言っていたらしい。 ちょ…