昭和46年7月 おふくろ危篤の連絡が入る タクシーで経堂から溝の口までを急ぐ 病院に到着し病室に入った時には意識が薄れ 苦しそうに喘いでいる 「薫には知らせるな、商売が軌道に乗ってきたとこだから」 と言っていたらしい こんな苦しい思いをしているのに…
親父は50歳代の頃から現場から遠ざかり 兄貴にすべてを任せていた。 余生を楽しむのにはちょっと早すぎる頃、縁側で孫のお守りをしたりして のんびりとしていた。 よくおふくろが、 「今からそんな年寄り臭いことでどうすんのよ」 と言っていたらしい。 ちょ…
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